スペック/SPECIFICATION
WALLHACK SP-004 (ウォールハック エスピー004)はデンマークのゲーミングギアブランド”SkyPAD”が手掛ける最新のゲーミングガラスマウスパッドです。
SkyPAD 3.0はスピード系ガラスパッドの王道としてその地位を確立させていましたが、SP-004は全く新しいフィーリングへ変更されています。また旧作で問題になっていた撓み問題に対しては裏面前面にシリコンラバーを張ることで解決され、表面以外の性能に関しては完全に上位互換になったといえます。
- XL: 490×430×3.9mm
デザイン/DESIGN
今回紹介するカラーリングはブラックになります。SkyPAD3.0は表面の右下にロゴがありましたが4.0は少しだけ凝ったデザインに変更されています。現代ウケするサイバティックなフォントと“WALLHACK”のロゴが施され、個人的な意見では3.0よりもクールで好きです。
そのほかのデザインにおいては特別大きな変更はありません。ただし表面を覆うクリア層が分厚くなっていて、3.0よりも4.0のほうがすりガラスのような高級感を感じられます。
※レイヤーの構造からしてデザイン層と表面層が完全に分離しているため、おそらく今後は3.0の時のように多くの限定デザインがリリースされることが考えられます。デザインを気にするのであれば、SkyPAD公式アカウントなどをフォローし、アンテナを張っておくといいでしょう。
表面/SURFACE
表面は620°で熱加工処理されたマイクロエッチドガラスを採用。SkyPAD3.0とWALLHACK SP-004の表面はメーカー曰く似たようなものになっているらしいですが、そのフィーリングは大きく異なります。
3.0がツルツルとしたスムーズな表面だとすれば、SP-004はほんのわずかに凹凸感のあるサラサラとしたマット感のある表面に仕上がっています。これはマウスを操作してもわかりやすいですが、見るだけでもわかるレベルです。フィーリング的にはTJX Cerapad KINに近いですが、全く同じかと言われれば違います。
この変更から手汗などをかかない人はほとんど肌がマウスパッドに突っかかることは無いように思えます。実際自分は提供して頂いたアームカバーを使用してプレイしていましたが、ぶっちゃけどちらでもいいかなと思いました。もちろん他のアームカバーを持っている人はそちらを使用していただければ問題ないです。手汗を少しでもかく人や、ガラスパッドの冷たさが気になる人はついでに購入してしまったほうがいいと思います。
エッジ加工/EDGE
エッジ加工に関しては可もなく不可もありません。SkyPAD3.0と作りはほとんど同じであり、最低限のラウンドエッジ加工とマット加工が施されています。皮膚に当たった際に切れてしまうということはありません。
ただしガラスパッドはその特性上、マウスパッドそのものにクッション性がありません。故にいくらラウンドエッジ加工が施されているとはいえ、マウスパッドの角は若干腕に食い込みます。痛みを感じるほどではありませんが、布製マウスパッドしか使ったことがない人は違和感を感じるでしょう。
ベース/BASE
ベース(裏面の滑り止め)は今回大きく進化したポイントの一つです。3.0では裏面4点に薄い滑り止めシールが張られただけであり、元々の重量があるので滑り止めとしては問題なかったものの、長時間使用するにつれてマウスパッド中央が撓んでしまったり、デスクが歪んでいるがゆえに本体と干渉してしまうと言った問題が多々報告されていました。
しかしSP-004は裏面全面にシリコンラバーを搭載することでこの問題を解決しています。これはPulsar SuperglidePadが先に取り入れていた仕様で、私自身も「すべてのガラスパッドに採用するべき。」と考えていたのでとても嬉しい変更です。
シリコン自体はPulsarのものよりも粘着性が低いですが、そもそも自重がかなりあるので使用中にずれるといったことは一切ありませんでした。
非常にWELLですな。
滑り心地/SPEED
今回は主にFinalmouse ULXにWALLHACK(旧SkyPAD)とX-raypad共同開発であるOBSIDIAN PROソールを使用して4h×7日間、VALORANT/OW2/APEXなどの様々なタイトルをプレーし、テストしました。
まず驚いたのはその滑り心地です。ソールとの相性もあると思いますが、SkyPAD3.0と比較して明らかにコントロールが効く操作感になっているように感じました。今までのSkyPADは「滑りまくることを前面に押し出してPRするぜ!」みたいなノリだったので、まさか4.0である程度コントロールが効くように変更するとは思ってもいませんでした。
そしてその方向転換は見事に成功したように感じられ、個人的な感想ですがOBSIDIAN PRO×SP-004の組み合わせは布製マウスパッドから移行してもほとんど違和感がありません。体感ですがコントロールへ寄ったことにより3.0程のスムーズさは無いように感じます。滑らせた時にざらざらとしたフィーリングがマウス越しに感じられ、3.0で感じられたツルツル滑る感覚はありません。しかし「ガラスパッド独特の初動の軽さ」と「今までになかったトラッキング時の抵抗感」が感じられ、3.0は滑りすぎて使いこなせないというプレイヤーにとって、まさに待ち望んでいたガラスパッドに仕上がっているのではないかと思います。
個人的にはSkyPAD 3.0よりもSP-004のほうが【圧倒的】に好みです。
むしろSkyPAD 3.0は苦手な部類です。
購入方法/How to buy
まずはWALLHACK公式ECサイトへアクセスして下さい。
お好みのモデルを選択し、『カートに追加』をクリックします。
WALLHACKで商品を購入するためには『ShopPayアカウント』を作成しておく必要があります。どちらでも構わないのでメアド/氏名/住所などを登録し、アカウントを作成しておきましょう。
支払い方法を選択します。基本的にWALLHACKはカード決済しか対応していません。クレジットカードを持っていない人はデビットカードやVプリカ、Paidy後払いバーチャルカードなどを使用すれば購入することができます。
『配送先住所を請求先住所として使用する』を選択すれば問題ありません。全ての入力が終わったら『今すぐ支払う』をクリックして終了です。注文が正常に行われている場合は入力したメールアドレスに確認メールが届きます。
★また購入前に1度試したい方はBest Oneでレンタルすることができます。
※Best Oneは高価なデバイスを安価で試せるサービスです。「気になるデバイスがあるけど触ってから購入したい。」というニーズに答え、自分に合った期間自宅でお試しできます。WEBから注文し、返却時はご自宅から返送できます。もちろんそのままレンタルを続けて購入してしまうのもOK(※対象外あり)。まずは自宅環境で試してみたいという方に最適です。
まとめ/Summary
結論として”WALLHACK SP-004”は「ガラスパッドを使いたいが、ある程度マウスを止めやすいものが欲しい。」という人に最適なゲーミングマウスパッドだと言えると思います。それに加えアームスリーブなしでも腕が引っかかりにくい表面加工と吸着性も高く撓みを防止できる全面フラットラバー、配送時のパッケージも一新され個人的には“パーフェクト”に近いです。
個人的にSP-004はObsidian Proソールと合わせることで初めて真価が発揮されるガラスパッドだと考えています。逆にコントロールへ寄せたくないのであれば3.0から急いで買い替える必要はありません。フィーリング自体も全く異なります。
価格は税込$120+送料~とマウスパッドにしては高価な部類ですが、コーティング無しのガラスパッドのなので寿命もある程度長いことが予想できます。そうなるとこの価格でも納得できるのではないでしょうか。ただしSkyPAD3.0の滑りを求めている人にとってSP-004は全く異なるフィーリングになるので注意が必要です。
今回このレビューを見てくれた方限定で10%オフクーポンとして使えるクーポンコード“MAKI”をWALLHACK様より提供して頂きました。購入する際に是非ご活用ください。
PR:WALLHACK(旧SkyPAD)様よりサンプルを提供して頂いています。(トップにも記載)
- 肌が突っかからない全く新しいバランス型サーフェイス
- 滑りにくく撓まない全面フラットラバー
- シンプルで美しいデザイン
- 改善されたパッケージ
- マウスパッドとしてはシンプルに高い。
- SkyPAD 3.0とは滑り心地を含めほぼ別物
コメント一覧 (2件)
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