今回はZOWIE EC3-CW ワイヤレスゲーミングマウス をレビューしていきます。
2023年はエルゴマウス豊作の年でもありました。WAIZOWL OGM Pro、VAXEE NP-01s wl、Pwnage Stormbreaker、LAMZU Thornなど様々な形状の右手専用マウスがリリースされたと思いますが、恐らくこのマウスのワイヤレス化を望んでいた人が一番多いのではないでしょうか?
左右非対称/エルゴノミクス
デザイン/DESIGN
EC-CWシリーズには1/2/3とナンバリングされたモデルがあり、今回はその中でも一番小さいEC3-CWをレビューします。
大まかなデザインはこれまでのECシリーズとさほど変わりません。ZOWIE特有のマットブラックなカラーリングに赤いZOWIEのロゴ、光沢感のあるサイドボタン、ラバー製マウスホイールと本当にECシリーズをそのままワイヤレスにしたという感じです。
しいて言うのであればマウス前面にある赤いポッチが見慣れません。これはどうやらレシーバーとの通信部分らしく、分かりやすいようにかこのようなデザインになっています。
(因みにレシーバーとマウスの最適距離は15~20cmくらいらしい。)
付属品/P-Contents
EC3-CWの特徴の一つとしてエンハンストワイヤレスレシーバーがあげられます。
このレシーバーはデフォルトで最高1000Hz対応のワイヤレスドングルとして機能しつつ、前面に設置されたマグネットピンによって半接触型のチャージスタンドとしての役割も果たします。これは少し前までRazerが導入していたシステムと似たようなものであり、シンプルにマウス本体にケーブルを接続する必要がないので非常に便利です。
勿論このドデカレシーバーを使用したくないという人は、付属する通常のUSBレシーバーを使用することもできるので安心してください。
形状/DESIGN
EC3-CWは右手に最適化されたエルゴ形状ですが、EC3-Cからの形状の変化はありません。
個人的にエルゴマウスは薬指が当たる部分が重要だと考えていて、EC-CWは斜めからやや絶壁に。Thorn、OGM Proはほぼ絶壁、NP-01sはやや逆ハノジ、StormBreakerは一見絶壁ですが全体的に丸みを帯びているような形状になっています。これらを比較すると分かる通り、EC-CWは他のエルゴと比較すると指を内側から外に流すような持ち方に向いているような気がします。
EC3-CWは特にマウス後方が非常に緩やかで低い形状になっており、手のひらをがっつりつけられる形状になっています。持ち方としてはやはり被せ、掴み持ちが持ちやすく、EC3なだけあって手が小さい私にもフィットします。
被せ持ちはもちろんのこと、個人的に気に入ったのは深い掴み持ちであり、手のひらをベッタリつけてもメインクリックが比較的高い位置にあるため、無駄な力を指先に入れることなくクリックできます。ただ言うまでもありませんがつまみ持ちは形状的にも重さ的にもだいぶ厳しいので、そのような持ち方をしている人は注意が必要です。
購入方法/How to buy
ZOWIE EC3-CWはAmazon、楽天及びベンキューダイレクトショップで購入することができます。海外から取り寄せたりする必要はなく、日本国内でアフターサポート窓口も設置されているためその点に関しても問題ありません。
ただしTSUKUMOやアーク、PCワンズなどのリアルショップでは実は取り扱いがされていないため、実際に触ってから購入したいという人はゲーミングカフェなどのサービスを利用するか、Best Oneという新しいレンタルサービスを使用してみるのもいいかもしれません。
まとめ/Summary
結論としてEC3-CW自体のクオリティは非常に高く、ZOWIEにしかできないようなプロダクトデザインをうまく再現していると思いました。また今回から導入されたエンハンストワイヤレスレシーバーの出来が非常によく、先ほども言いましたが全てのマウスに導入されるべきものだと思いました。ましてやこれから4000Hz、8000Hzといった高ポーリングレートのマウスがリリースされる中、その問題になってくるバッテリーを即座に、そして手軽にチャージできる機能は非常に便利です。
ただやはり私が使用する上では重量が気になり、これが60g台前半だったらかなり世界は変わっていたように思えます。そこだけが非常に残念ですが、プラグアンドプレイや4,000Hz未搭載を考慮するとやはりプロシーンをターゲットとして開発したように見えます。ZOWIEから4,000Hz対応や軽量マウスが出るかは分かりませんが、VAXEEが4,000Hzをリリースしたことを考慮するとZOWIE製品にも期待してしまう自分がいます。
PR:ZOWIE Japan様よりサンプルを提供して頂いています。(トップにも記載)
- 昔から愛される王道のエルゴノミクス形状
- 感触の良いクリック一体型メインシェル
- 滑りにくいマットコーティング
- 進化したエンハンストワイヤレスレシーバー
- 重量76.0gという重さ
- 流行りの4000Hz/8000Hz未対応
- ソフトウェアは無し
6. まとめ
結論としてEC3-CW自体のクオリティは非常に高く、ZOWIEにしかできないようなプロダクトデザインをうまく再現していると思いました。また今回から導入されたエンハンストワイヤレスレシーバーの出来が非常によく、先ほども言いましたが全てのマウスに導入されるべきものだと思いました。ましてやこれから4000Hz、8000Hzといった高ポーリングレートのマウスがリリースされる中、その問題になってくるバッテリーを即座に、そして手軽にチャージできる機能は非常に便利です。
ただやはり私が使用する上では重量が気になり、これが60g台前半だったらかなり世界は変わっていたように思えます。そこだけが非常に残念ですが、プラグアンドプレイや4,000Hz未搭載を考慮するとやはりプロシーンをターゲットとして開発したように見えます。ZOWIEから4,000Hz対応や軽量マウスが出るかは分かりませんが、VAXEEが4,000Hzをリリースしたことを考慮するとZOWIE製品にも期待してしまう自分がいます。