2023/02/24 22:00 に日本代理店である”LIT”の公式ECサイトで再販予定です。
スペック/SPECIFICATION
La Onda Rizz(ラ・オンダ リズ)はドイツのゲーミングギアブランド”La Onda”が手掛けるコントロール系ゲーミングマウスパッドです。
サイズは一般的な長方形サイズと流行りの正方形サイズ、一回り大きい長方形サイズの3サイズ展開。厚さはMIDで3.5mm、SOFTで4.5mmとかなり厚めであり、ArtisanのMID/SOFTよりは0.5~1.0mm厚くなっています。カラーリングは3種類ラインナップされていますが、日本国内で販売されるのは現状 Nachocustomz [Doodles] のみなので注意してください。
- MID: 500×417×3.5mm
- SOFT: 500×417×4.5mm
デザイン/DESIGN
Nachocustomz [Doodles]はNAの有名なデバイスカスタマイザー Nachocustomz がデザインしたモデルです。
“Doodles”というのは英語で“落書き”という意味であり、見ての通り白と黒のツートンを基調としたカラーリングに、宇宙人や古代文明、幽霊のような“何か”を表現している自由なイラストが描かれています。個人的な感想ですがこのデザインは大好きで、そもそも白基調のマウスパッドがかなり少ないのでデザイン的希少性も高いです。
プリント精度も比較的高めであり、派手なインク滲みなども見受けられません。メーカーロゴもフィルム転写ではなくインクプリントされているため、マウス操作時に邪魔になることはありません。
非常にGOODです。
表面/SURFACE
Rizzの表面はメーカー曰く「極めて細いマイクロファイバー」を使用したコントロールサーフェイスであり、実際かなりのコントロール系に仕上がっていると思います。
表面はどちらかというとツルツル・さらさらとしていて、毛羽立ちのあるマウスパッドや典型的な布マウスパッドというよりは加工系に近いです。指を押し込むとしわが寄るような表面で表面の布自体は比較的薄いことが予想できます。これにより素肌へのフィーリングはかなり良くなり、他のコントロール系マウスパッドと比較してスムーズに腕を動かせる感覚があります。
ステッチ加工/STITCH
ステッチ加工に関しては可もなく不可もありません。高さはだいたい表面と同じ高さで、幅もかなり細め、激しいほつれなども見受けられないためかなりいいと思います。
ただステッチ繊維で表面とベースを縫い合わせることによって表面の白い繊維がところどころ飛び出てしまっているのが気になりました。これに関しては性能や使用感自体に問題はありませんし、他のメーカーでも普通に起こっていることなので特段指摘することはありませんが、元のデザインがいいだけに少し気になります。
ベース/BASE
ベースはSuperbeingsLab Memoria ProやWAIZOWL 梟などと同じ高密度フラットラバーを採用しています。適度な柔らかさとデスクへの強い吸着性が特徴となっています。
ArtisanやQUAOARなどが採用しているポロンベースとは全く異なるものですが、それを模倣したかのような質感を持ち、ぶっちゃけいまハイエンドゲーミングマウスパッドを作るのであればポロンか”コレ”の二択といえるほど優秀です。
非常にWELLですな。
MIDとSOFTの厚さは1.0mm以上ありますが、滑りに関しては正直極端な差は感じられませんでした。しいて言うのであれば汎用丸形ソールを使用した場合は常に多少ソールが沈み込み、腕や手首などもわずかに沈みこむ感覚があります。デスクへの吸着性も差はほとんどないです。ArtisanのMID/SOFTとは大きく異なるので注意してください。
滑り心地/SPEED
表面の手触りはシルキーでさらさらしているため、一見バランスやスピードタイプになることが想像できます。しかし実際にマウスを滑らせてみるとかなりコントロールよりであり、トラッキング(マウスを動かし続ける動作)からストッピング(マウスを止める動作)まで操作感は終始重めです。
Rizzはコントロールマウスパッドの中でも腕や手首の突っかかりが少なく、マウスの操作感だけを重たくしてくれることが真の特徴だと考えています。例えばZOWIE G-SR や QUAOAR HERCULES Prはコントロール系マウスパッドとしてトップティアと断言できますが、マウスに加えて腕や手首なども重たい操作感になります。これはデメリットではなくそのマウスパッドの特徴と言えますが、人によっては「マウスだけに抵抗が欲しいのに!!」と思う人もいると思います。
Rizzはそのような方にピッタリなマウスパッドであり、加えてトラッキング時により一定の速度でマウスを動かしたい人はMID、ストッピング時にマウスを押し付ける癖があるという人はSOFTといった選択ができるのが唯一の強みだと感じました。
またソール形状によってかなり操作感が変わるのも魅力の一つです。
- 汎用丸形ソール:トラッキングを妨げないバランス系
- 面ソール:終始重ためなコントロール系
購入方法/How to buy
まずはLIT公式ECサイトへアクセスして下さい。
お好みのモデルを選択し、『カートに追加』をクリックします。
LITで商品を購入するためには『LIT EC専用アカウント』もしくは『ShopPayアカウント』を作成しておく必要があります。どちらでも構わないのでメアド/氏名/住所などを登録し、アカウントを作成しておきましょう。
支払い方法を選択します。基本的にLITはカード決済かPayPayにしか対応していません。クレジットカードを持っていない人はデビットカードやVプリカ、Paidy後払いバーチャルカードなどを使用すれば購入することができます。
『配送先住所を請求先住所として使用する』を選択すれば問題ありません。全ての入力が終わったら『今すぐ支払う』をクリックして終了です。注文が正常に行われている場合は入力したメールアドレスに確認メールが届きます。
まとめ/Summary
結論として”La Onda Rizz”は「コントロールマウスパッドを使いたいが、腕や手首はスムーズに動かしたい。」という人に最適なゲーミングマウスパッドだと言えると思います。
それに加えSQサイズ(49.0 × 49.0mm)の展開やMID/SOFTのラインナップ、吸着力の高いベースも採用されていて抜け目がないです。デザインも唯一無二であり、シンプルなデザインや流行りのアニメ調デザインとも異なる可愛らしいデザインで、特定の人にはかなり魅力的なマウスパッドに仕上がっていると思います。
ただし逆を言うと国内ではこのデザインしか購入することができず、シンプルなデザインが好きな人にとっては残念でしょう。価格も税込7,900円+送料~とかなり高価な部類であり、Artisanなどの最高品質のマウスパッドを安価に購入できる国内ではその魅力は半減してしまいます。
日本では”LIT”が日本正規代理店となっています。興味のある方はチェックしてみてください。
PR:LIT様よりサンプルを提供して頂いています。(トップにも記載)
- 可愛らしいデザイン
- シルキーながらビタビタ止まるコントロールサーフェイス
- 購入してすぐに使用できるフラットパッケージ
- 流行りの高密度発砲ゴムによるデスクへの吸着性
- マウスパッドとしてはシンプルに高い。
- ソールによってフィーリングがかなり異なる。(デメリットとは限らない)