VAXEE PD レビュー

VAXEE PD ゲーミングマウスパッドをレビューしました。PA・PBの良さをそのままに、新しいベースとステッチ加工が特徴的なプレミアムゲーミングマウスパッドです。

目次

VAXEEとは。

VAXEEは台湾を拠点とするゲーミングギアブランドです。2020年に創立された比較的新しいブランドではありますが、堅実かつEスポーツシーンを意識した製品開発と、コミュニティを生かしたデザイン性が特徴となっています。

最近はVAXEE LifeStyleというファッション系の新しい取り組みも始めている注目すべきブランドでもあります。


結論及び感想

VAXEE PDはVAXEE史上もっとも技術革新にあふれたマウスパッドです。

滑走速度はバランスタイプ。ベースが「凄く」硬いので汎用点ソールも面ソールも沈み込みにくく、一貫した操作性が得られます。VAXEEマウスパッドの中でも現状最も硬く、防滑性にも優れています。

サイズは480*400mmとPAよりもわずかに大きく、厚みも5.6mmとかなり厚めです。

硬さがハードタイプだけなので好みは分かれますが、VAXEEらしさがたくさん出ている素晴らしいマウスパッドだと思います。


概要

バランスタイプ(当社比)


デザイン

カラーはブラックのみ。VAXEEロゴはメタリックカッパーカラーでフィルム転写されています。

ステッチ加工がなくシンプルな見た目で、ロゴのおかげか高級感がかなりあります。


サイズ

サイズは4種類すべて、520*560*3.5mmの長方形サイズ。ただし長方形といっても縦長であり、プレイヤーが腕を丸ごと乗せることを想定したサイズ感となっています。

布製マウスパッドなので余った分は手前に垂らすことができますし、横も520mmとほどほどに大きいので、意外と不安要素は少ないです。


表面素材

x2
x8

表面素材にはクロスファイバー (マイクロファイバー)を採用しています。これはVAXEE PA・PBにも使用されているもので、さらさらとした肌触りと、伸縮性が低いしっかりとした操作感が特徴です。

PAとPBの違いは昇華印刷が施されているかどうか(柄が印刷されているか)の違いしかありません。昇華印刷はインクを熱で気化し、それを布に圧着させることで着色します。つまり生地にインクが付き、繊維がつぶれた状態になるので、当然操作感や触り心地は異なります。

PDは昇華印刷が施されていないので、PAというよりは、PBの上位ラインナップということになります。


べース

VAXEE PDに使用されているベースは全く新しい素材に変更されています。

正式名称は不明ですが、家具の滑り止めなどに採用されているラバーのようなものです。防滑性能が段違いでいいですが、、その分埃やごみは沢山付着してしまいます。

硬度は68.4とかなり硬いです(Artisan 99式 MID:硬度50)。 マウスパッド全体で見てもかなり硬い仕様になっています。


ステッチ加工

VAXEE PDはPAシリーズと同じくステッチ加工がありません。そしてVAXEE PCと同じラウンドエッジプロセスになっています。

この加工は直近の布製マウスパッドにおいて最も優れた技術革新のうちの一つです。従来のステッチ加工のような繊維による縫製が不要であり、「縫製部分が逆に腕に当たって不快。」「でもPAのようなステッチなしも気になる。」というわがままな人の要望に唯一答えられるものに仕上がっています。

これのせいでハンドメイドマスプロダクションを余儀なくされているらしく、細かな傷などには目を瞑ってほしいとのことです。(実使用においては全く問題ありませんでした。)


操作性

操作感メモ
初動普通
トラッキングやや軽め
ストッピング普通
切り返しやや重い

VAXEE PDの操作感はVAXEE PEを硬くし、少しだけなめらかになったマウスパッドのように感じます。

スピード感はバランスタイプと言えると思いますが、やはり新ベース素材故の「硬さ」が特徴的です。また厚さが5.6mmもあるので、右腕の高さによる(姿勢に影響される)操作感の違いもあります。Steelseries QCK Heavyの厚さが6.0mmなので、そこからの買い替え先としてもかなり優秀です。

「硬さ」により面ソール・汎用丸形ソール問わず、一貫した操作感が得られます。勿論汎用丸形ソールを使用したほうがより速く感じます。PEよりも若干遅くていいが、その分止めやすいものが欲しいという人には最適なマウスパッドでしょう。


アームカバーとの相性

メモ
EADALI ホワイト×
EADALI ヘキサ
Pulsar
REJECT
KIBU×
CWX
WALLHACK
アームカバー相性表

購入方法

VAXEE製品は基本的にVAXEE ECサイトでしか購入できません。また送料は基本的に別途でかかるので、Amazonとは異なり商品ページに記載されている価格よりも+1,000円程かかることに注意してください。

一方でVAXEEは千葉県にVAXEE Experience Spotを設置しています。ここではVAXEE製品を実際に触りながらスタッフにも質問できます。どうしても購入前に製品を実際に触りたいという人は行って見るのも一つの手かもしれません。

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