AIM1 夕霧 レビュー

AIM1 夕霧 ゲーミングマウスパッドをレビューしました。安価ながら500×500のスクエアサイズ。表面が特徴的なバランスタイプのゲーミングマウスパッドとなっています。

目次

AIM1とは。

AIM1は日本を拠点とするゲーミングギアブランドです。国産ブランドでありながら、低価格でクオリティの高い製品を続々とリリースしています。既にマウス、マウスパッド、キーボード、アームカバーがリリース(予定を含む)され、まさに今波に乗っている新興メーカーさんのうちの一つです。


結論及び感想

AIM1 夕霧はこれまでにはない操作感のバランスタイプのマウスパッドです。

滑走速度は体感的にコントロール寄り。ベースが前作の陽炎と同様に硬いので汎用点ソールも面ソールも沈み込みにくく、一貫した操作性が得られます。また3,980円ながら500*500mmの大きさはかなりの破格であり、大きいサイズのマウスパッドを求めている人にとっては必ず候補に入ってくるでしょう。

硬さがハードタイプだけなので好みが分かれますが、価格・サイズ・デザインを総合的に見るとかなり良いマウスパッドであり、かつ2024年にリリースされたマウスパッドの中でもトップクラスで面白いマウスパッドだと思います。


概要

バランスタイプ


デザイン

デザインは1種類のみで、現在入手可能なのはライラックパープルのみとなっています。

このような色合いは珍しく、くすみ色やパステルカラーが好きな筆者にとってはかなり嬉しいです。


サイズ

サイズは500*500*3.5mmの正方形サイズ。一般的な長方形サイズと比較して大きめなので、腕を丸ごとのせる人や、ローセンシの人でも使いやすいサイズになっています。

布製マウスパッドなので余った分は手前に垂らすことができますし、大きいことによってベースの防滑性も上がっています。


表面素材

x2
x8

表面素材にはジャガード織り生地が採用されています。Artisan 疾風乙や疾風甲、LGG Venusなどと同じような生地ですが、織り方は全く異なります。

肌触りもかなり異なり、より目が細かく、凸凹感が少ない生地になっています。ひとえにジャガード織りといっても様々なものがあるということです。

AIM1 製品開発 div.

夕霧は、バランス程度の速度を想定した製品となっております。
また、背景として、こちらのマウスパッドは、シーズンを通して快適に使用できるバランスタイプとして設計・開発いたしました。


べース

Microscope
Common Cam

AIM1陽炎と同じウレタンゴムが採用されています。

硬度は49.0とArtisan MID相当で、フラットで硬く、マウスソールが沈みこみにくいです。

防滑性は普通ですが、夕霧は表面が硬めなせいかベースがフラットに伸びやすく、前作の陽炎よりも滑りにくい気もします。(感)


ステッチ加工

夕霧には最低限のステッチ加工が施されています。厚みは普通で、高さも表面と同じですが使用上特に問題はありませんでした。

価格の高いマウスパッドにはこれ以上のものが望まれやすいですが、夕霧の価格であればむしろあるだけでも偉いと言えるでしょう。


操作性

操作感メモ
初動軽い
トラッキング重い
ストッピングしやすい
切り返しやや重い

ジャガード系のマウスパッド(Artisan飛燕や疾風乙、キ83、LGG Venusなど)は比較的スピードタイプになりやすい傾向があります。しかし夕霧は異なるように感じます。

スピード感はArtisan零よりも遅めで、似たような生地のArtisan疾風乙よりも遅いです。初動はこれらと大差ないように感じられますが、切り返し時の重さが段違いで異なります。AIM1さん的にはバランスタイプを想定して開発しているらしいですが、個人的には更に遅いマウスパッドだと評価しても良いと思います。

理由は不明ですが、まるでマウスパッドの表面にマウスが吸い付いているような操作感であり、特に面ソールではトラッキングと切り返しがかなり重いです。一部の汎用丸形ソールでも同じような操作感が得られます。

ジャガード特有の激しいザラザラ感も比較的抑えられていて、Artisan零に慣れている人であれば不快に感じることはまずないと思います。

アームカバーとの相性

メモ
EADALI ホワイト変に引っかかりはしないが、音が鳴る
EADALI ヘキサ×
Pulsar変に引っかかりはしないが、音が鳴る
REJECT変に引っかかりはしないが、音が鳴る
KIBU×
CWX変に引っかかりはしないが、音が鳴る
WALLHACK変に引っかかりはしないが、音が鳴る
アームカバー相性表

購入先

AIM1の製品はAIM1公式ECサイトとAmazonで購入できます。

なお夕霧に関しては公式ECサイト及びAmazonで同時販売を予定しているとのことなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

※AIM1の製品は店頭などでのモック展示が存在しないので、その点には注意が必要です。

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